日本とマレーシアの税金事情には大きな違いがあります。
今回は、マレーシアでお給料をもらう場合、何の税金がどのくらい徴収されるのか、手元に残るお金はどのくらいなのか、解説していきます。
マレーシア 現地採用 給料から引かれる税金は所得税のみ!

マレーシアでは、所得税のみがサラリーから天引きされます。
マレーシアで働いて5,000リンギット(約13万円)を得ている方は所得税を支払う義務があり、税率でいうと、最高税収が約28パーセント。
年間所得額が60,000リンギット(約156万円)~1,000,000リンギット(約260万円)までが26%、1,000,000リンギット以上で最高税率の28%の個人所得税が課せられます。
日本の場合は、年間所得額が195万円以下で5%、195万円~330万円で10%なので、所得税の税率だけで見ると、マレーシアのがかなり割高ですが、日本のように健康保険や、住民税などの社会保険料が徴収されないため、引かれる金額全体で考えるとマレーシアのが少ないと言えます。
実際にいくら引かれるのかシュミレーション

サラリー 5,000リンギット(13万6千円)の場合、約250リンギット(約6,800円)が所得税として引かれます。
サラリー 6,000リンギット(16万3千円)の場合 約570リンギット(約7,600円)が引かれます。
医療保険・年金等について

医療保険
就業する会社の福利厚生で加入されていることが一般的なので、こちらを利用して病気、怪我の場合は病院へかかることができます。
年金
日本とマレーシアは社会保障協定を結んでいないので、任意で日本の年金制度から脱退するか、もしくは払い続けるかを決めることができます。
詳しい手続きなどは以前のブログにてご紹介していますのでご参考までにどうぞ。

また、マレーシアには「EPF」と呼ばれる制度があります。
これは、退職金がないマレーシアでは、毎月の給料から天引きされ、55歳以上になったら少しの利息が加えられてもらえるものです。
強制貯金のようなものなので、必ずもらえると保証されているのが日本の年金と違うところでしょうか。
外国人は義務ではないのですが、任意で加入することができます。
55歳前に帰国することになれば、今まで積み立ててきた金額と利息を全て受けることができるので、マレーシアに長く住むつもりの方は加入しておいても良いと思います。
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