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【香港】世界でも有数の低い所得税率。申告から支払いまでの流れ

香港は低い税率制度を掲げ、世界中の企業を誘致、有能な人材を集めて経済的に発展をしてきました。

低率なのは法人税だけでなく、個人が支払う所得税も例外ではありません。
消費税、相続税、贈与税、健康保険料の徴収もなく、所得税は基本的に香港での収入に対して課税されるので、母国での収入は対象にならないなど日本と対極な制度を取っています。

今日は税金申告の時期に備えて、手続きから申告までのスケジュール、実際何をすればいいのかを解説していきましょう。

日本と香港の所得税率を比べてみた

日本の所得税率

所得税の税率は5%~45%、住民税の税率は10%です。

最高税率は45% +所得税10%の55%!

所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万~330万円 10% 97,500円
330万~695万円 20% 427,500円
695万~900万円 23% 636,000円
900万~1800万円 33% 1,536,000円
1800万~4000万円 40% 2,796,000円
4000万円超 45% 4,796,000円

引用:お金のカタチ

 

香港の所得税率

税率は2通りあります。両方で計算し、金額の安いほうが適用されます。

①累進課税方式

香港の税率ですが、標準課税方式と累進課税方式の2通りがあり、よほどの高所得でなければ、累進課税方式のほうが有利な税率になっています。

 所得 累進税率
HK$45,000まで 2%
HK$45,001からHK$90,000まで 7%
HK$90,001 からHK$135,000まで 12%
HK$135,001以上 17%

引用:お金のカタチ

 

②標準課税方式

所得控除前の純課税対象所得に標準税率15%を乗じた金額

 

所得控除項目一覧はこちら

人的所得控除項目 18/19年度 香港ドル
基礎控除

未婚者
既婚者

 

132,000
264,000

子女控除

第一子から第九子まで

 

各120,000
各240,000

扶養父母・
祖父母控除

納税者と同居/別居
(60歳以上)
納税者と同居(55歳から59歳)

 

各100,000 /各50,000
各50,000/各25,000

扶養兄弟姉妹控除 各37,500
寡婦(夫)控除 132,000
障害者扶養控除 75,000
自己障害者控除 75,000
業務上必要な自己学習費用控除(限度額) 100,000
住宅借入金控除(限度額) 100,000
MPF自己分担分控除 18,000
介護老人福祉施設控除 100,000

出展:NAC Global Co.,Ltd

 

香港 所得税の収め方

香港には、日本の源泉徴収や、年度末調整制度などがない為、個人的に申請する必要があります。

申告期間は一定期間が設けられており、これを過ぎると罰金等も発生しますので留意が必要です。

もうすぐやってくる税金の申告時期に備えて、申告から納付までのやり方、基本的な税額の計算方法について紹介します。

 

税金申告までの流れ

4月:企業がやること

毎年4月初旬に、香港税務局より企業宛に「雇用主支払い報酬申告書」(IR56B)が届きます。

雇用主は、その書類に前年度(4月から今年3月)に支給した給与を各従業員個別に記載し、1ヶ月以内に香港税務局に提出します。

 

5月:個人がやること

5月に入ると、個人宛てに税務局から「個人所得税申告書」が届きます。

会社から受領した給与支給状況表の写し(IR56B)を基に給与、休暇手当、コミッション、賞与、手当等を記入し1ヶ月以内に香港税局に提出します。
もし、雇用主からだけでなく、他にも収入があれば(例えば家賃収入等)その情報も記入が必要なのでご注意を。

8月:納税額が決定

8月から11月の間に、香港税務局から確定税額通知書が個人宛に届きます。

香港では「予定納税制度」という制度があり、前年実績を基に、翌年度の税金も算出されます。

香港では勤務初年度は税金が引かれません。
翌年に2年分をまとめて納税する流れですので、ご注意ください。

支払い期限

納税額支払い期限は翌年1月にまでに75%、4月に25%の支払いが期限となっています。

もちろん、「確定税額通知書」が届いた後であれば前もってお支払いも可能です。

 

 

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