アジア勤務に必須の就労ビザ最新情報【2018年の最新データ公開】

こんにちは。NNA jobwireの小林です。海外で働きたいと思っても、避けて通れないのが就労ビザの問題です。

自分の学歴や職歴(社会人経験)で就労(労働)ビザが取れるかどうかは気になる所ですよね。今回は、東アジアと東南アジア主要各国のビザ発給基準をまとめてみました。

アジアの就労(労働)ビザのトレンド


そもそも就労ビザで外国人就労が管理される背景には、自国民の職を奪われたくないという各国の都合があります。当たり前ですが、各国の失業率が上がれば、自国民の不満は高まりますし、場合によっては政権交代になってしまうことにもつながりかねません。

大げさに聞こえるかもしれません。ただ、シンガポールでは、外国人のビザ発給の最低給与が大幅に引き上げられたり、タイでは、外国人が就労できない職業が明文化されていたりと「自国民の雇用を守る」ことは国家運営の根幹だったりします。なので、就労ビザも「高付加価値」の外国人が求められる傾向にあります。

学歴要件も全体的に厳しくなってきていますし、前職の経験が生かせる仕事でのみビザが発給されるなどノウハウ伝承や外国人に見合う納税ができる人が必要とされています。

では、各国のビザ発給条件を見ていきましょう!

中国

学歴 大卒以上が原則。
就労年数 2年以上の社会人経験
年齢 男性:〜60歳 女性:〜55歳
最低給与 法律上の規定はないものの、14,000元(約23万円)以上がビザ取りやすい。
前職との関係 その職種で経験があるという関係性を問われる。

 人気職種と給料目安

営業職 RMB10,000〜20,000(16〜32万円)
事務職 RMB10,000~13,000(16〜20万8,000円)
技術職 RMB10,000〜20,000(16〜32万円)

 NNA jobwireのコメント 

中国の場合、北京、上海、広州、大連など都市ごとにビザ政策に少し違いがあります。2017年4月から施行されたABCポイント制度についての解説は中国で働くための求人サイト5選【就労ビザ難化の噂も解説】 | NNA jobwireブログをご覧下さい。

香港

学歴 大卒以上が原則だが、職歴(10年以上)があれば高卒でも可能。
就労年数 駐在の場合3年。現地採用の場合5年が目安。
年齢 未経験が事実上不可能なため、25歳以上。
最低給与 HKD18,000以上(約27万円)別途、住宅手当・医療保険など
前職との関係 問われる。

 人気職種と給料目安

営業職 HKD20,000〜40,000(30〜60万円)
事務職 HKD20,000~35,000(30〜52万5,000円)
技術職 HKD20,000〜40,000(30〜60万円)

 NNA jobwireのコメント

香港人では代替できない人材であることを説明する必要があります。ビザの難易度は高めです。

おすすめな求人サイトは香港の求人サイト5選【香港就職を目指すなら抑えるポイントも解説】 | NNA jobwireブログをご覧ください。

台湾

学歴 高卒以上
就労年数 原則大卒は2年以上(政府が認めた特別企業などはその限りでない)、高卒は5年以上、ビザで申請する職種と関連性のある職業での就労経験が必要。また修士・博士号を取得している場合、あるいは台湾の大学を卒業している場合は、専攻と職務内容が合致していれば就労年数制限は適用されない。
年齢 就労年数が問われるので、高卒で23歳以上ということになる。
最低給与 47,971台湾ドル(約18万2,000円)以上。2012年以降に台湾の大学を卒業した人の場合は37,619台湾ドル(約14万3,000円)以上。
前職との関係 前職の離職証明書を提出する必要がある。前職と関連性が薄い職種だと就労許可は下りないことになっている。ただし、少しでも関連性があることを説明できれば下りることもある。

 人気職種と給料目安

営業職 50,000〜100,000台湾ドル(19〜38万円)
事務職 50,000〜80,000台湾ドル(19〜30万4,000円)
技術職 50,000〜100,000台湾ドル(19〜38万円)

 NNA jobwireのコメント

大卒でなくても、サービス業やプロフェショナルにもビザが出る可能性があるのが台湾です。比較的緩い基準ですね。

韓国

学歴 大卒以上
就労年数 修士以上なら就労年数不問。学士の場合1年以上。
年齢 就労年数を満たしていれば、なし。
最低給与 150万韓国ウォン(約15万8,000円)以上。
前職との関係 取得しようとする業種と同じ業種であること。

 人気職種と給料目安

営業職 150万〜300万韓国ウォン(15万8,000〜31万6,000円)
事務職 150万〜200万韓国ウォン(19〜30万4,000円)
技術職 150万〜400万韓国ウォン(19〜38万円)

 NNA jobwireのコメント 

既婚者には家族ビザが下ります。法的に証明できる配偶者や未成年の子息まで取得可能です。実はビザの基準はそこまで厳しくありませんが、韓国の場合、日本語ができる韓国人の人も多いですし、日本人の場合、韓国語がある程度できた方が有利でしょうね。

タイ

学歴 制限なし。
就労年数 特になし。
年齢 特になし。
最低給与 THB50,000(17万4,000円)以上。(タイ投資委員会による例外適用が無い場合)
前職との関係 特になし。

営業職 THB50,000〜150,000(17万4,000〜52万2,000円)
事務職 THB50,000〜100,000(19〜30万4,000円)
技術職 THB50,000〜150,000(17万4,000〜52万2,000円)

 NNA jobwireのコメント

タイで働きたい外国人にはおおらかな制度ですね。企業側には外国人1名に対して、タイ人4名の雇用が求められるなど負担があります。就労許可証の手続きについては個別記事でまとめていますので、興味あればお読み下さい。
タイ・バンコクの求人サイト5選【タイ就職の第一歩はこれでOK】 | NNA jobwireブログ

ベトナム

学歴 大卒以上(就労許可証取得の際は、投資ライセンスに沿った内容の学歴が求められる。例:経営・営業なら経済学部、経営学部、商学部など形式的な判断)
就労年数 5年以上が原則。
年齢 特になし。
最低給与 給与に関しては具体的な規制はなし。ただし、職位と給与に適合している必要がある。(社長なのに、月給10万円というのは認められない、など)

前職との関係 問われる。さらには、卒業学部と職種の関係も問われる。

 人気職種と給料目安

営業職 USD1,300〜2,000(14万3,000〜22万円)
事務職 USD1,300〜2,000(14万3,000〜22万円)
技術職 USD2,500〜6,000(27万5,000〜66万円)

 NNA jobwireのコメント 

ここ2年で厳しくなったと言われるベトナムの就労(労働)ビザ。外国人労働者の雇用者は毎年、外国人が就労しようとする業務がベトナム人労働者では代替できないことを確認し、雇用者の本社が所在する省や市の人民委員会主席に対して説明書を提出しなくてはいけません。省市の人民委主席はこの説明書を検討し、関連する外国人労働者の雇用を承認する形で、面倒です。

人気な求人サイトと求人傾向は
ベトナムの求人サイト5選【就職前に知るべき情報もセットで解説】 | NNA jobwireブログにもまとめております。合わせてご覧ください。

マレーシア

学歴 専門卒以上
就労年数 大卒は3年以上。専門卒の場合は5年以上。
年齢 特になし。
最低給与 5,000リンギット(約14万円)以上
前職との関係 制限なし

 人気職種と給料目安

営業職 5,000〜10,000リンギット(14万〜28万円)
事務職 5,000〜8,000リンギット(14〜22万8,000円)
技術職 5,000〜10,000リンギット(14万〜28万円)

 NNA jobwireのコメント

ビザの発給は比較的緩やかと言って良いでしょう。ビザ期間は月給によって変わります。具体的には月給5,000~9,999リンギット(約14万から28万円)では2年間、月給10,000リンギット(28万円)以上は5年になります。

シンガポール

学歴 大学卒業(世界100位にはいる有名大学卒業であれば有利となる)•英国などへの留学経験があれば有利になる可能性もある。
就労年数 就労年数3~5年あれば望ましい
年齢 制限なし。
最低給与 EPパスの場合SGD3,600(30万4,000円)以上(実際はSGD4,000(33万8,000円)以上と言われている。)
前職との関係 職務が連動していることが望ましい。

 人気職種と給料目安

営業職 SGD3,600〜5,000(30万4,000〜42万4,000円)
事務職 SGD3,600〜4,000(14万3,000〜34万円)
技術職 SGD4.000〜5,500(34万〜46万6,000円)

 NNA jobwireのコメント

ビザは難しくなっている。実際に必要な最低給与が上がっているほか、シンガポール人の雇用が優先されています。日系企業では、すでにシンガポールで働いている人や駐在員の配偶者などビザの心配が少ない人を採用する傾向も出てきています。

インドネシア

学歴 役員・監査役は関係なし。それ以外は大卒以上。
就労年数 技能移転枠とされている一般社員枠は原則5年以上。役員・監査役は制限無し。
年齢 新規取得は60歳未満が原則。(恣意的な運用を良い意味で受けられる場合も)
最低給与 特になし。
前職との関係 登記上の事業との関係をある程度審査される

 人気職種と給料目安

営業職IDR 20,000,000~ 35,000,000(16万8,000〜27万5,000円)
事務職IDR 20,000,000~ 30,000,000(16万8,000〜27万5,000円)
技術職IDR 25,000,000〜 35,000,000(23万6,000〜27万5,000円)

 NNA jobwireのコメント

ビザの難易度も落ち着いて来たといわれるインドネシアです。技能移転枠と位置づけられる一般社員枠は通常、外国人1人に対しインドネシア人3人の雇用が要と言われている。

フィリピン

学歴 特になし。
就労年数 特になし。
年齢 特になし。
最低給与 50,000ペソ(約11万3,000円)以上。
前職との関係 特になし。

 人気職種と給料目安

営業職60,000~ 100,000ペソ(13万6,000〜22万6,000円)
事務職60,000~ 80,000ペソ(13万6,000〜18万円)
技術職100,000〜120,000ペソ(22万6,000円〜27万1,000円)

 NNA jobwireのコメント

タイを越えるビザ要件が緩やかな国がフィリピンですね。興味有る方は挑戦してみてはいかがでしょう。

インド

学歴 大学卒以上/または資格のある専門家
就労年数 3年以上(ただし、新卒でも下りると言われる)
年齢 特になし。
最低給与 年間でUSD25,000(281万円)以上
前職との関係 特になし。

 人気職種と給料目安

営業職USD2,000~ 3,000(22万〜33万円)
事務職USD2,000~ 2,500(22万〜27万5,000円)
技術職USD2,000~ 3,000(22万〜33万円)

 NNA jobwireのコメント

大国インドですが、ビザ発給基準は意外と緩やか。チャンスかもしれません。

以上となります。NNA jobwireはアジアで働きたい方を応援しています。応募に先立ち、就労ビザの問題で不安な点などありましたら、下記からお問合せや個別相談の申込みをしてみて下さい。社員全員が海外就職の経験者です。実務的な点などお話できると思います。

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*本データは2017年5月時点のものになります。就労ビザの状況は変わりますので、実際に勤務する場合には雇用主に最新状況をご確認下さい。
*給与の日本円換算は2017年

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